螺鈿細工(らでんざいく)のページを新しく作りました。

黒檀箸(ダイヤモンド)
紫紅木箸(ダイヤモンド)

螺鈿とは真珠光沢をもつ貝殻を素地や塗装面にはめ込んで研ぎだす技法で、漆器や木工の世界で昔から行われてきた手間と時間のかかる加飾技法です。

漆器の世界では分厚い貝をはめ込んだのを『螺鈿』薄い貝を張ったのを「青貝」と呼び分けています。

海外ではインレイと呼ばれ、作品に光の輝きをはめ込むという意味で、ギターなどで目にする機会が多いのではないでしょうか。

どちらの写真も手前は「真珠貝」、奥は「アバロン(アワビ貝)」を用いた螺鈿細工です。
色の濃い銘木材と螺鈿の組み合わせは本当にきれいで魅力的です

また、少しずつ種類も増やしていく予定ですので、たまにチェックしてみて下さい。

 

新年あけまして、おめでとうございます。

 

黒檀箸に螺鈿細工

明けましておめでとうございます。

本日より通常営業しています。
今年は上記の螺鈿細工をはじめ、新しいことに挑戦する1年にしたいと思っています。

本年も何卒よろしくお願い致します。

京都おはし工房

 

 

【青黒檀(あおこくたん)】画像をアップしました。

青黒檀(あおこくたん)
青黒檀(あおこくたん)

東南アジアを代表する高級木材「黒檀」の最高峰『青黒檀』

黒檀は正確に分類すると4種類に区別されますが、その中で最も重硬なのが、この「青黒檀」です。(この分類は後日詳しく記載します。)

世界で最も硬い木材の一つで、この材で作ると何とも言えない滑らかな持ち心地の御箸に仕上がります。色合いもただ黒いだけでなく、碧く底光りする本当に美しい黒檀ですが、数年前に輸出が禁止されてしまった為、手持ちの材料でおしまい、残りわずかです。

 

【豹麗木(ひょうれいぼく)】画像をアップしました。

豹麗木(レオパードウッド)
豹麗木(レオパードウッド)

スネークウッド(別名レターウッド)世界中で最も「重く/硬く/高価」な為、木のダイヤモンドと称される世界最高峰の銘木材です。

当店ではスネーク(蛇)と付けると女性が嫌がられることが多いので、レオパードウッドの名前で表記しています。

名前の通り美しいヒョウ柄が材面に浮かび上がる極めて美しい銘木材ですが、本当に模様の美しいレオパードウッドは極端に少なく、まさしく木のダイヤモンドと称されるにふさわしい貴重な銘木材です。

【黒柿・孔雀杢(くろがき・くじゃくもく)】画像をアップしました。

黒柿【孔雀杢】(くじゃくもく)
黒柿【孔雀杢】(くじゃくもく)

国産銘木材の最高峰「黒柿」、まるで水墨画で描いたようなきれいな木目や杢が特徴ですが、その中でも最も珍しく、美しいのがこの『孔雀杢』です。

黄金色を帯びた材面に、孔雀の羽のような青緑色の紋様が浮かび上がる、まさに自然界が作りだした天然の芸術作品です。

言い伝えでは、きれいな黒柿は1万本に1本、孔雀杢の黒柿に至っては10万本に1本と語り継がれている幻の銘木材です。

年末年始の休業案内

上から【栃(虎杢)箸箱】【黒柿の箸と箸箱】【楓(玉杢)箸箱】
上から【栃(虎杢)箸箱】【黒柿の箸と箸箱】【楓(玉杢)箸箱】

年末は31日まで営業、ただし31日は掃除をしながら少し早く閉める予定ですので、できれば30日までにご来店いただいたほうがゆっくりお買い物していただけます。

新年は5日(金)より営業します。

もし1日~4日までの間で来店ご希望のお客様は3日前までに希望の日時をお伝えいただければ店にいるようにしますので、お電話もしくはメールで、ご連絡下さい。(メールの場合はお電話番号の記載を必ずお願いします。)

来客用おもてなしの御箸『利休箸』

利休箸【10膳組】¥700
利休箸【10膳組】¥700

先日の迎春用「祝箸」に続き、今回は来客用のおもてなしつながりで『利休箸』をご紹介します。

利休箸は茶懐石の開祖「千利休」が考案した茶懐石の懐石料理をいただくための御箸で、お客様をもてなす最高の御箸とされています。

当店販売の利休箸は奈良県吉野杉の白杉を使用し、天然木材本来の色合いです。外国産割り箸のような漂白剤は一切使用しておりません。

長さも24cmと女性にも扱いやすいよう、通常の利休箸よりも一回り小さい作りになっています。老若男女どんなお客様が来られても使いやすいよう仕上げました。

年末年始とお客様が多く来られるこの時期に、一つ来客用の御箸を置いておかれると、きっと重宝すると思います。

 

 

 

迎春用『祝箸(ヘギ入り)』今日から販売を開始します。

祝箸(1組)
祝箸(ヘギ入り)【1組】¥250

12月13日は京都では事始めと言って、お正月の準備を始める日に当たります。そこで当店でも本日から祝箸の販売を開始しました。当店の祝箸は古都京都で昔から使われてきた「関西風」の正式な祝箸です。よく見かける水引が跳ね上がっているタイプは「関東風」と呼ばれ、派手で見栄えが良いことから最近では関東風の箸袋ばかり見かけるようになってしまいました。たかが箸袋一つですが、東西の文化の違いがこんな小さなところにも表れているのが非常に面白く、今年のお正月は少しこだわって祝箸を選んでみませんか。

祝箸(箸のみ)
祝箸(柳箸)【箸のみ・5膳組】¥250

祝箸の御箸は「柳箸(やなぎばし)」とも呼ばれ、大昔は柳の木で作られていたようですが、非常に柔らかく折れやすかった為、同じように白くて折れにくい「水木(みずき)」で作られるようになりました。水木はこけし作りに使われる国産材で腰があり折れにくいのが特徴です。正月から御箸が折れることを忌み嫌った日本文化の象徴だったのですが、近年の祝箸は「アスペン」と呼ばれる外国産材が主流になってしまいました。アスペンは材料費を安く抑えることが出来ますが、非常に反りやすく、折れやすいのが難点です。

どうか今年のお正月は折れにくい国産材の水木を使った当店の祝箸を試してみてください。きっと「そういえば祝箸はこんな肌触りと質感だったな」と、懐かしい思い出がよみがえることでしょう。

祝箸(袋のみ)
祝袋(ヘギ入り)【袋のみ・5枚組】¥1,000

今ではほとんど見かけなくなった「ヘギ入り」の箸袋です。通常の箸袋ですと紙がベタベタに汚れてしまいますが、ヘギが入っていることで松の内の最後まできれいにお使いいただけます。

また「関西風」の箸袋は置き方も独特で、写真のように水引を上にして置くのも「関東風」とは違う大きな特徴です。

 

せっかくのお正月、新年の始まりに御箸と箸袋にこだわってみてはいかがでしょうか。

【黒柿(くろがき)】画像をアップしました。

黒柿(くろがき)
黒柿(くろがき)

国産銘木材の最高峰と言われるのが、この黒柿です。普通の柿の木には黒い紋様は現れず、苦労して永い年月を生き抜いた古木にだけ、黒い紋様が浮かび上がります。

まるで水墨画のような美しさと、稀少価値の高さを併せ持つ黒柿は、多くの人の心をつかむ日本を代表する稀少銘木材です。

【桃色象牙(ピンクアイボリー)】画像をアップしました。

桃色象牙(ピンクアイボリー)
桃色象牙(ピンクアイボリー)

染めたような鮮やかなピンク色が特徴のアフリカ原産の稀少銘木材です。きれいに仕上げた材面は滑らかな象牙のような肌触りになる事から、桃色の象牙「ピンクアイボリー」と呼ばれています。若い女性からは特別かわいい色合いで高い人気を誇りますが、お値段は決してかわいくない、女性憧れの稀少銘木材です。

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