亀岡の料理旅館の板前さんから『盛付け箸』の ご依頼をいただきました。

【黒檀】と【深紅木】の『盛付け箸』

亀岡市の料理旅館の板前さんから『盛付け箸』の御依頼をいただきました。

今回は、かなり強いこだわりを持っておられるお客様の御依頼でしたので、紹介させていただきます。どちらもお若い20代の板前さんで、上司にあたる料理長様のご紹介で当店に御箸を作りに来てくれました。

お一人は材質にこだわり、もう一人はサイズにこだわるお客様で、長い時間をかけて店頭の見本を持ち比べながら自分好みの『盛付け箸』を選ばれていたのが印象的でした。

材質にこだわるお客様は、通常【黒檀】で仕上げる『盛付け箸』を、赤い【深紅木(カージナルウッド)】で作って欲しいとオーダーされました。

サイズにこだわるお客様は、通常【27cm】で仕上げる長さを「もう1cmだけ長くして【28cm】で、太さは少し細めの【8.6mm】で作って欲しい」との ご要望で作ったのが上の写真の『盛付け箸』です。

いつも黒檀の黒い『盛付け箸』を見慣れていたので、赤い『盛付け箸』は斬新で新鮮なインパクトを与えてくれました。長くて細めの『盛付け箸』は板前さんの繊細な道具に対するこだわりと、好みの違いを教えてくれました。

色んなお客様のご要望を聞くことで、新しい発見がまだまだたくさん眠っているんだなと改めて感じる印象深いご依頼でした。

菜箸・料理箸のページを更新しました。

◇盛付け箸の写真を更新し、在庫分も新たに記載しました。

黒檀・盛付け箸【(長)27cm/(短)23cm】

◆プロの板前さんが使う「盛付け箸」
昔は花板(料理長)のみが使用を許されたと伝えられる特殊な菜箸です。

繊細な懐石料理や、京料理の盛付けをしやすくする為にシャープな箸先へと進化しました。
頭の独特な形状は、柔らかい煮物を傷付けずに挟んだり、ワサビやショウガを匙のようにすくう為の形状です。

長さの使い分けは、『長い27cmサイズ』は料理を作る板前さんが主に使われます。
『短い23cmサイズ』は和菓子の職人さんが和菓子の細かい調理作業に使用されています。

プロの方に限らず、道具にこだわる事は日々のお料理を更に楽しく作るためのモチベーションにつながると思います。ぜひ、こだわりの道具を使って、お気に入りのお料理を作ってみてはいかがでしょうか。

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