お客様から心のこもった御礼状が届きました。

お客様から届いた 手書きの御礼状

先日、お客様からあたたかい心のこもった手書きの御礼状を送っていただきました。

このお客様は、お父様の米寿の御祝に「鉄刀木(タガヤサン)の八角形の御箸」をご注文いただき、「桐箱」に収めて、「のし紙」「手提げ袋」を付けて送らせていただいたのですが、気に入っていただけたようで本当に良かったです。

当店では商品代もきちんといただいているにもかかわらず、御礼状を送って下さるお客様が後を絶ちません。その理由は『御箸』という食器が日本人にとって「特別な道具(食器)」だからではないかと思っています。

昔から御箸には使った人の魂が宿ると言い伝えられています。例えば「山で使った割り箸は必ず折って持って帰るべし」という伝承は、割りばしに残った魂を使って、タヌキやキツネがその人に化けるからだそうです。

他にも普段使いの御箸に関しては一人ひとり専用の御箸があり、みんなで使い回ししない点や、陰膳で本人がいなくても御箸をその人に見立てて、当人の無事を祈る風習など、どれも御箸には使う人の魂や、周りの人の心が宿る特殊な「食器」という思いが日本人には根付いているのだと思います。

普段は「最も身近な道具」として近すぎる存在ゆえ、あまり御箸に目が向く事は少ないと思いますが、いざ大事な人に何かプレゼントしてあげたいとなった時、「普段のお食事をもっとおいしく食べてもらいたい」「食べることに困らないよう元気で長生きしてほしい」などの思いを込めて良い御箸をプレゼントしてあげたいという気持ちが沸き上がるのではないでしょうか。

そんなお客様の大切な思いを御箸に込めて、多くの人たちに喜んでいただける御箸づくりができるよう
もっと精進しなければと、やる気を奮い立たせてくれる、お客様からのありがたいお手紙でした。

本当にありがとうございました。

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