お持ち込み材「思い出架け箸」の作品例に『癒蒼木箸』追加

癒蒼木 (ゆそうぼく)八角箸【箸置き付】

癒蒼木(ゆそうぼく)あまり聞きなれないこの木材は、世界で最も重たい木材として、古くは「ボーリングのボール」を作るのに使われたという記録があります。癒蒼木という漢字は、この木材の樹液が様々な病を癒す効果を持つ事と、時間の経過と共に蒼い緑色に変化する特徴から名付けられました。

更に、この木材は樹脂分を多く含み、船舶スクリューの軸受けとして重宝され、長年油をささなくてもそのまま使用できたと伝えられています。

今回の「思い出架け箸」は15年近く前になりますが、小豆島のお客様でした。定年までずっと捕鯨船に乗っていたお父様が、捕鯨船の船舶スクリューの軸受けに使われていた癒蒼木を記念に持っておられたそうです。

その癒蒼木の軸受けから、還暦の御祝用に御箸と箸置きを作って欲しいというご依頼でした。

確かその時は20膳程の御箸が作れて、親戚の方々に配られたそうです。
後日、みんな大変喜んでいたという内容の御礼の手紙と、小豆島の干しシイタケまで送っていただき、今まで食べた中で一番おいしいシイタケだったのを今でもよく覚えています。

商品代はきちんといただいたのに、御礼状やシイタケまで送っていただいた御厚意に深く感謝すると共に、私達にまで思い出の架け箸を広げていただいた御厚情は今でも大切な記憶として残っています。

新しい取り組みスタート「思い出架け箸(おもいでかけはし)」

屋久杉 取り箸

以前からずっと取り組みたくて、いつ始めようかと機会を伺っていたのが「思い出架け箸」(おもいでかけはし)という企画です。

簡単に言えば「お持ち込みいただいた材料を元に御箸をあつらえますよ」という企画です。

お持ち込みいただく素材には、その材にゆかりある人達の大切な思い出や、懐かしい記憶がいっぱい詰まっているのではないでしょうか。

そんな思い出が詰まった素材から、一人ひとり専用の御箸をお誂えし、過去の懐かしい思い出と
今とをつなぐ架け橋(箸)となる1膳を制作したいと思っています。

実は、これまでも何度かお持ち込みいただいた材料で作らせていただいた事はあるのですが、料金表などが全くなかったので、近日中に「思い出架け箸」のページを作りたいと思っています。

上記の写真は開店当初、16年程前になりますが茶箪笥の戸板(屋久杉)をお持ち込みいただいて、それから作った屋久杉の取り箸です。お茶をされているお客様でしたので、屋久杉の美しい木目を生かした取り箸を作って欲しいというご依頼をいただきました。

他にも制作例がありますので、少しずつ写真を載せていきたいと思います。

 

 

 

『母の日』に、手作りの御箸をプレゼントしませんか。

【母の日】のプレゼントに、色鮮やかな銘木箸

赤や紫、オレンジにピンク色まで、様々な色の御箸が並んでいますが、これらは全て天然の木材そのままの色で仕上げた御箸です。

カラフルな、これらの素材は女性に人気の銘木材で、世界中には我々の想像もつかない貴重で美しい素材があることに驚かされます。

そんな貴重な銘木材で作った御箸を、ぜひ『母の日』にプレゼントしてみませんか。

日本人なら誰もが毎日必ず使用する「おはし」は、他の食器や道具と比べても格段に使用頻度の高い大切な食器です。それ故、気に入った御箸で毎日のお食事を美味しく、楽しく、召し上がっていただければ、本当に喜ばれる母の日のプレゼントになると自負しております。

詳しくは『お勧め素材(女性用)』を見ていただければ分かりやすく、選びやすいのではないかと思います。銘木材以外に京銘竹もございます。ご不明な点があればお電話下さい。

ぜひ、今年の『母の日』は手作りの御箸で、おいしいご飯をお召し上がり下さい。

『バーズアイ・メイプル』【楓(鳥目杢)】の御箸

楓(鳥目杢)【八角形】

『バーズアイ・メイプル』漢字にすると『楓(鳥目杢)』になると思います。

鳥の目のような細かい紋様(杢:もく)が浮かんだ稀少材で、美しい紋様を生かした化粧パネルや、高級家具材などに利用される高級木材です。

今回の材は、狂いもほとんどなく、紋様も非常にきれいで、質の高い御箸に仕上がりました。塗りは漆で仕上げることで紋様がきれいに浮かび上がり、今回は「茶色い漆」と「黒い漆」の2種類をご用意しました。

価格はどちらも『¥7,500』です。

 

結婚式のプレゼントに『紅紫檀箸(八角形)』の、ご依頼をいただきました。

紅紫檀箸【八角形】

兵庫県のお客様より、結婚式の記念品に『紅紫檀箸』のご依頼を受け、作らせていただきました。

紅紫檀は御箸にするのが非常に難しい材料で、10膳分木取りして使えるのは3~4膳程しか使えません。その中から、本当にきれいな紅紫檀を選んで御箸にするのは職人の腕の見せ所であり、紅紫檀の御箸が高価な理由は、この作りにくさと稀少価値の高さです。

今回は材料の質が非常に高く、濃い紅色と黒褐色の木目が炎のように美しく入り混じっています。
手前味噌ながら、十分納得のいく御箸に仕上がりました。

上記のセットに「のし紙」を巻いて、「あつらえ書」を同封して、本日送らせていただきます。

ずっと記憶に残る、素晴らしい結婚式になる事をお祈りしています。

 

 

桜満開、当店でも本桜の御箸を店頭販売しています。

 

本物の桜の木で作った御箸です。

京都市内は今、桜がほぼ満開です。

「京都おはし工房」がある御室地区もほぼ満開で、当店の向かいにある児童館の桜の木もきれいな花を咲かせています。

近くにある仁和寺の御室桜は遅咲きで有名ですが、こちらの見ごろはもう少し先になりそうです。来週あたり御室桜を見に来た記念に、桜の御箸のお土産をプレゼントしてあげるのも面白いのではないでしょうか。

店頭用に10膳作ったのですが、昨日外人さんが3膳購入されて、残りは7膳になりました。カバノキ類とは違う本物の桜材は淡い桃色と、緑褐色の材面が特徴です。

ぜひ御室に来られた際には、お立ち寄り下さい。

 

≪商品紹介≫【お弁当用】に銘木箸を追加しました。

≪商品紹介≫【お弁当用】に銘木箸の写真と、在庫状況を追加しました。

「大王木」や「紫鉄刀木」は、今は作っていない懐かしい素材です。
「豹麗木」も今では少なくなった模様のきれいな良質材です。

ぜひ一度、お目通し下さい。

【紫鉄刀木】【黒檀】【紫紅木】
【紫檀】【深紅木】【黒檀】
【紫檀】【深紅木】【暹羅柿】【大王木】
【紅紫檀】【本黒檀】【桃色象牙】
【豹麗木】【青黒檀】

≪お勧め素材≫【男性用】【女性用】【夫婦用】のページを新しくしました。

黒檀・紫紅木(螺鈿)

≪お勧め素材≫のページを新しくしました。

前は写真が無く、文字だけで分かりにくかったようでしたので、今回写真入りで分かりやすく作り直しました。とりあえず銘木材は、ほぼ出来上がりあと数点追加と、残りは京銘竹材を近日中にアップしたいと思います。

黒柿・桃色象牙【八角形】
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